巨人・渡辺恒雄球団会長(79)が13日、楽天のTBS株大量取得に絡み、新たな球界再編を“予告”した。今回の問題について「1つの法人が2つの球団を持つことは厳禁。三木谷君にも言ってある」と事前に接触したことを示唆。その上で球団の統廃合の可能性に「それを恐れている。オーナー会議の最大の議題」と打ち明けた。
現時点で楽天ないし横浜球団の売却の可能性が浮上しているが、渡辺会長は「村上氏の背後に宮内さん(オリックスオーナー)がいる。そうするとオリックスと阪神はキャピタル(資本)が一緒だよな」と指摘。さらにライブドアの堀江社長が広島球団買収に動いているとし「財界、政界の大物がホリエモンを後押しして、カープを買わせようとしているからオレは怒ってるんだ。大阪と広島、それから東日本で、また例のような(再編)問題が起きちゃ、たまったもんじゃない」と語気を強めた。昨年は1リーグ制導入など球界再編で主導的な立場だったが「もう今回は責任取らんから。一切口出ししないし、表に出ない」と強調した。