労組日本プロ野球選手会の宮本慎也会長(ヤクルト)は26日、日本プロ野球組織の野崎勝義選手関係委員長(阪神球団取締役)と東京都内で会談し、今秋のドラフト会議における希望入団枠の廃止について意見交換したと明らかにした。
21日の代表者会議では、今秋のドラフトで同枠を継続することが濃厚となったが、野崎委員長は今秋から撤廃する方向で努力する意向を語ったという。宮本会長は「無条件で希望枠を撤廃してほしい。フリーエージェント制度の問題などは、その後に解決すればいい」とした。
野崎委員長は26日夜、兵庫県芦屋市内で取材に応じ、「(希望入団枠は)今年無くすことが大事。残せば日本プロ野球界の損失だと思う。4月2日の実行委員会までに、各球団と個別に話し合っていきたい」と、今秋からの同枠撤廃に強い意欲を見せた。【神保忠弘、井沢真】
毎日新聞 2007年3月26日 21時25分