１日未明、大阪府でコンビニ強盗事件が発生。ナイフを持った強盗犯に立ち向かったのは、地元のだんじり青年団の２人でした。

　「ドアがバーンと開いて（男が）走っていって、何や思ったら店員さんが『強盗や』と」（大学生の秦勇也さん）
　「体が勝手に動いた」（会社員の長谷卓哉さん）

　１日午前２時、自転車で追いかけた２人は、１５０メートル先で男に追いつき、取り押さえました。

　「何でそんなんしたんやと言っても『お金が必要や』としか言わないし、『お前、いい年して何してんのや』とか言いつつ」（長谷卓哉さん）

　強盗傷害の疑いで逮捕されたのは貝塚市の会社員、易本清忠容疑者（５１）で、コンビニの店員をナイフで脅しましたが、何もとらなかったということです。

　お手柄の２人は、地元のだんじり祭りに備えて深夜に走り込み練習をしていて、その帰りに事件に遭遇しました。

　「朝方（自宅に）帰ってきたんで、また遊びに行ってたんかと、逆に怒られるところを実はこうこうでしたと。そこから『ほんまかいな』と、褒められてばっかりでした」（長谷卓哉さん）

　「逆に（親に）怒られました。あぶないやん、みたいな。自分の命どないすんねや、みたいな」（秦勇也さん）

　２人にけがはなく、来月のだんじり祭りにも出られるそうです。(01日19:31)