アメリカの先月の新車販売台数が、政府の買い換え支援策を追い風に、1年10か月ぶりにプラスに転じたことが明らかになりました。
アメリカの調査会社「オートデータ」によりますと、8月のアメリカの新車販売台数は126万1977台で、前の年の同じ月に比べ1%増加しました。
新車販売台数が前の年の同じ月を上回りプラスに転じたのは、1年10か月ぶりのことです。
メーカー別ではアメリカ政府による低燃費車の購入支援制度を追い風に、トヨタ自動車が6.4%増と1年4か月ぶりにプラスに転じました。
また、フォードやホンダもプラスに転じた一方、経営再建中のゼネラルモータズやクライスラーは依然減少が続いています。
全体の販売台数がプラスに転じたことで景気回復への期待感が高まる一方、アメリカ政府の支援制度がすでに終了したことから、今後本格的に販売が回復するかは不透明な状況です。(02日16:08)