強盗強姦などの罪に問われた男を審理する全国で3例目の裁判員裁判の裁判員の選任手続きが1日、青森地方裁判所で行われました。裁判員裁判で性犯罪を審理する初めてのケースで、被害者のプライバシーをどのように保護するのか注目されています。
性犯罪が裁判員制度で審理されるのは今回が初めてで、青森地検は、事前に被害者の女性に裁判員候補の名簿を開示、被害者は知人がいないかなどを確認しました。また、青森地裁は、選任手続きで被害者の氏名などを伏せて事件の概要を説明しました。
今回審理されるのは、無職の田嶋靖広被告(22)が強盗強姦の罪に問われた事件です。裁判では、被害者が別の部屋から意見を述べ、裁判員は手元のモニターでその様子を見聞きする「ビデオリンク」という手法が採用されています。裁判は2日、初公判が開かれます。(01日14:31)