広島県江田島市の海上自衛隊・第1術科学校で隊員が格闘訓練中に倒れ死亡した事件で、教官役の隊員が業務上過失致死の罪で略式起訴されました。
略式起訴されたのは、特別警備隊第3小隊所属の39歳の2等海尉です。
起訴状によりますと、2等海尉は当時25歳の3等海曹に異動のはなむけとして、15人を連続して相手にする格闘訓練を行わせ、安全管理を怠って死亡させた罪に問われています。
広島地検は、いじめや制裁の目的がなく、死亡した隊員も訓練を承諾していたことなどから、傷害致死罪の成立は難しいと判断しました。
また、自衛隊の警務隊が業務上過失致死容疑で書類送検していた小隊長ら3人については不起訴処分としています。(01日03:55)