【ニューヨーク=原真子】国連の安全保障理事会は3日、イスラム過激派「イスラム国」とみられる組織が拘束していたヨルダン空軍パイロット、モアズ・カサスベ中尉を殺害した映像を公開したことに対し、「極悪で卑劣な行為を強く非難する」とした報道機関向けの声明を発表した。
遺族、ヨルダン政府への哀悼の意を表すと同時に、後藤健二さんに続く殺害映像の公開に、「イスラム国は壊滅させなければならない」と改めて強調した。イスラム国だけでなく、アルカイダ系テロ組織らに拘束されている人々の即時解放を求め、「あらゆる手段を使って戦う必要があると再確認した」としている。