小学4年生の女児を誘拐しようとしたとして群馬県警渋川署の巡査、秋山暢大容疑者(24)が逮捕された事件で、県警は19日、同容疑者が「巡回連絡でたまたま会い、名前と顔を把握した」と供述したと明らかにした。
県警によると、秋山容疑者は巡回連絡の際に持っていた各世帯の連絡先や、家族構成などを記した「案内簿」を見て、女児を確認したという。県警は案内簿を悪用したとみて、動機や経緯を詳しく調べている。
県警のこれまでの調べに対し、秋山容疑者は「昨年12月中旬ごろに初めて女児宅を訪れた。その後も5回ほどパトロールなどで女児に会っている」と説明している。
秋山容疑者は昨年3月から女児の住んでいる地域の交番に勤務。案内簿には、同12月14日に訪れたと記載があった。〔共同〕