日本産業機械工業会(東京・港)が12日発表した1月の環境装置受注額は、前年同月比73.1%増の447億9千万円と6カ月ぶりに前年実績を上回った。東日本大震災のがれき処理関連で大型受注があり、官公需は2.4倍の300億2千万円だった。輸出は25倍の106億3300万円となった。輸出が100億円を超えるのは2013年3月以来となる。
下水処理関連装置がアジアで好調なことから、輸出は3カ月連続で前年実績を上回った。一方で国内の民需は68.4%減と5カ月連続で前年実績を下回った。特に非製造業では前年に火力発電所の排ガス対策で特需があった反動もあり、82.1%減となった。