【NQNニューヨーク=神能淳志】23日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小反落した。終値は前週末比11ドル61セント(0.1%)安の1万8116ドル04セントだった。米連邦準備理事会(FRB)による緩和的な金融政策が長引くとの見方が続き、米株式相場には買いが入った。だが取引終了にかけては次第に売りに押され、ダウ平均は下げに転じた。 朝方は米株式相場に買いが先行した。前週の米連邦公開市場委員会(FOMC)でFRBが利上げを急がない姿勢を鮮明にしたことが引き続き、米株式の買い安心感につながった。 外国為替市場で円やユーロなどの主要通貨に対するドル上昇の勢いが一服したほか、ニューヨーク原油先物相場が上昇したことも相場を支えた。製薬のファイザーやマクドナルドのほか、IBMやアップルなどが上昇。大手石油株のエクソンモービルが買われたことも相場をけん引し、ダウ平均は午後に1万8200ドル台まで上昇する場面があった。 もっとも、新たな取引材料を欠き、積極的に上値を追う動きは限られた。ダウ平均が月初に付けた過去最高値(1万8288ドル63セント)に迫る水準とあって、取引終了にかけては目先の利益確定を目的とした売りが広がった。 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は6営業日ぶりに反落した。前週末比15.445ポイント(0.3%)安の5010.973で終えた。このところ上昇基調の反動から、売りが優勢となった。アムジェンなど時価総額の大きい製薬株の一角が下げたことも重荷となった。 業種別S&P500種株価指数は全10業種のうち6業種が下落。「資本財・サービス」や「金融」などが下げた。一方で「生活必需品」や「電気通信サービス」などが上げた。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約7億3000万株(速報値)、ナスダック市場は約15億5000万株(同)だった。 個別銘柄では、販売中のC型肝炎治療薬を服用した患者の死亡が伝わったバイオ製薬のギリアド・サイエンシズが下落した。金融機関が投資判断を引き下げた製薬のバイオジェンも売りが優勢だった。 一方で、病院運営大手のテネット・ヘルスケアが高い。23日には同業と合弁会社を設立することで合意したと発表し、将来の収益増を期待した買いが入った。19日に退任したダラス連銀のフィッシャー前総裁を取締役に迎えたと発表した飲料大手のペプシコも買いが優勢だった。 |
米国株、小反落 ダウ11ドル安、利益確定売りで ナスダックは6日ぶり反落
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