第87回選抜高校野球大会第9日は29日、甲子園球場で準々決勝4試合が行われ、史上5校目の夏春連覇を目指す大阪桐蔭がベスト4入りした。浦和学院(埼玉)と敦賀気比(福井)はともに2年ぶりに準決勝へ進み、東海大四(北海道)は春夏通じて初の4強入り。
30日の休養日をはさみ、31日の準決勝は大阪桐蔭―敦賀気比、浦和学院―東海大四となった。
大阪桐蔭は常総学院(茨城)を5―3で下し、3年ぶりの準決勝進出。七回に吉沢の適時二塁打などで2点を挙げて逆転した。
浦和学院は大会屈指の右腕、県岐阜商の高橋を終盤に捉えて5―0と快勝。江口は4安打で完封した。浦和学院は春20勝で、春夏通算30勝目。敦賀気比は九回に林中が適時二塁打を放ち、静岡に4―3でサヨナラ勝ちした。東海大四は権、大沢の継投で高崎健康福祉大高崎(群馬)を零封し、1―0で競り勝った。北海道勢で22年ぶりのベスト4だった。〔共同〕