東洋ゴム工業は30日、免震装置のゴムが国の性能基準を満たしていなかった問題で、同製品が使われていた全国の病院やマンションなど18都道府県の55棟の安全検査を実施した結果、震度6強~7程度の地震に対しても倒壊する恐れがないことを確認した、と発表した。同社は同日、国土交通省に調査結果を報告した。国はこの水準の震度に対して倒壊しない構造であることを調査するよう指示していた。
同社は13日、基準不適合の免震ゴムを出荷していたことを発表した。25日には不適合を公表した55棟について、震度5強程度の地震への安全性は確認したと明らかにした。〔日経QUICKニュース(NQN)〕