岡山県倉敷市のJFEスチール西日本製鉄所の製鋼工場で溶けた鉄が炉から漏れ4人がやけどを負った事故で、新たに協力会社の男性作業員(25)が粉じんを吸い込むなどして軽傷を負ったことが19日、分かった。負傷者は計5人となった。
岡山県警と消防は同日、現場検証を実施。詳しい事故原因を調べている。
県警やJFEによると、この男性はJFEが工場内に所有する救急車で搬送された。ほかに、男性社員(26)が全身に熱風を浴び重傷。21歳から43歳までの協力会社の男性3人もやけどを負ったが、いずれも命に別条はないという。
炉で鉄を溶かして不純物を取り除く作業中に、中身の鉄約200トンのほとんどが漏れた。〔共同〕