【ワシントン=川合智之】内戦状態にある中東のイエメンを巡り、米国防総省のウォーレン報道部長は20日、空母セオドア・ルーズベルトなどがアラビア海に向けて「海上の治安活動のために移動している」と記者団に述べた。イランからイエメンへの武器輸出を防ぐ目的とみられる。
アーネスト米大統領報道官は20日の記者会見で「イランはイエメンのイスラム教シーア派武装組織『フーシ』に武器供与を続けている」と非難した。ウォーレン氏は「イランの船を捕獲するつもりはない」と述べ、空母の展開は地域の重要航路を確保するためとしている。