第18回統一地方選の122町村長選と373町村議選が21日告示された。統一選では最後の告示。道府県議選や市長選では無投票当選の増加や投票率の低下が目立っており、町村長選でも無投票当選が相次いだ。
北海道乙部町長選は現職の寺島光一郎氏(70)が8回連続の無投票で9選を決めた。全国町村会によると、山梨県早川町の辻一幸町長(74)と並び、現職町村長で全国最多選となった。
北海道初山別村長選は11回連続無投票となり、現職の3選が決まった。高知県北川村長選では新人が無投票で当選した。
一方、宮城県大衡村では前村長のセクハラ訴訟に絡み、議会解散に伴う村議選と、村長の辞職を受けた村長選が始まった。北海道清里町長選は44年ぶり、宮崎県諸塚村長選は40年ぶりにそれぞれ複数の候補が立ち、選挙戦に入った。
選挙戦となった町村長選と町村議選は、26日に投開票される。〔共同〕