【ロンドン=共同】「素晴らしい」「最高の気分」――。ロンドン・パディントンのセント・メアリー病院前では2日、英王室のウィリアム王子とキャサリン妃との間に第2子となる女児が生まれたとの知らせに出産を待ちわびた王室ファンらが歓声を上げた。
「まるで自分の子が生まれたような気分よ」と満面の笑みを見せるのはロンドン近郊に住む主婦、マーガレット・タイラーさん(71)。11日前から毎日、電車で30分かけて通い、病院前で出産を待ち続けた。「寒い中、待つのは大変」と言いつつ、キャサリン妃と赤ちゃんが退院するまで引き続き病院前で待機するという。
キャサリン妃の出産を喜ぶ人たち(2日)=AP
泊まり込んで13日目の無職、テリー・フットさん(80)は「本当によかった」と安堵の様子。「男の子でも女の子でも、元気であればいい。ますます大きな家族を育んでほしい」と話した。
病院前には数百人の報道陣や王室ファンが集まり、騒然とした雰囲気に。不測の事態に備えて警官が出動した。