北海道夕張市で21日、高級マスクメロン「夕張メロン」の収穫が始まった。昨年と同様、日照時間に恵まれ、オレンジ色の果肉は香り高く、甘みが強い。初競りは中央卸売市場(札幌)で22日行われ、全国に出荷される。
夕張市滝ノ上のビニールハウスでは、栽培歴16年目の小林貴洋さん(33)が直径約15センチ、重さ約1.5キロに育ったメロンを初収穫した。小林さんは「例年より一回り小さいが確かな甘みがあります」と自信を見せた。
夕張市農協によると、今年は市内農家122戸が計4355トンを目標に出荷予定。販売総額は約23億円を目指している。収穫のピークは7月になる見通し。〔共同〕