【広州=中村裕】ホンダは2日、中国での上半期(1~6月)の新車販売台数(小売台数)が、前年同期比30.4%増の46万901台となり、半期ベースで過去最高となったと発表した。中国の景気後退で自動車市場全体の伸びは鈍化しているが、ホンダは新型の多目的スポーツ車(SUV)2車種がヒットし、好調な販売をけん引した。
昨秋以降に投入した新型SUVの「ヴェゼル」と「XR―V」の好調が持続した。一時は落ち込んだ主力セダン「アコード」も持ち直し、日系メーカーの中でホンダの販売回復が目立っている。
6月単月の販売も、前年同月比26.1%増の7万3381台だった。