民事再生手続き中のスカイマークは7日、東京都内で債権者らを集め、ANAホールディングスの支援を盛り込んだ再生計画案を説明した。ANA支援に反対する最大債権者は独自の対抗案を策定中で、2つの案が8月5日の債権者による投票にかけられる異例の展開となっている。説明会にはANA幹部らも登壇し、スカイマーク案への支持を訴えた。
説明会後、記者団の取材に応じたスカイマークの申立人代理人の中原健夫弁護士は197社の債権者のうち、80社が参加したと明らかにした。参加者からは債権者による投票の際の議決権の決定方法などについての質問が上がったという。
ANA抜きの再生案を策定中の米リース会社、イントレピッド・アビエーションは7月中旬に自社案の説明会を開く予定。再生案の成立には債権者による投票で「総債権額の2分の1以上の賛成」と「投票した債権者の頭数の過半数の賛成」を同時に満たす必要がある。