【ワシントン=川合智之】米国務省高官は12日の電話記者会見で、14日にキューバを訪問するケリー米国務長官が首都ハバナで反体制派と会合を開くことを明らかにした。米大使館で国旗を掲揚する式典に出席した後、反体制派を含むキューバ市民と会うという。
国務長官のキューバ訪問は70年ぶり。キューバ政府の反発を避けるため、国旗掲揚式典に反体制派を招待するのは避けたとみられる。
ケリー氏はキューバのロドリゲス外相と会談し、司法制度や人権、麻薬問題などについて協議する。ラウル・カストロ国家評議会議長、フィデル・カストロ前議長と会う予定はないとしている。