17日午前の東京外国為替市場で円相場は小幅反落した。12時時点では1ドル=124円38~41銭近辺と前週末17時時点に比べ5銭の円安・ドル高水準で推移している。日経平均株価の上昇を背景に、投資家がリスクを取る動きが強まり「低リスク通貨」とされる円を売る動きがみられた。ただ下値は限られた。
朝方発表された4~6月期の国内総生産(GDP)は3四半期ぶりにマイナス成長となったが、市場予想は上回った。日経平均株価は一時100円超の上げ幅となり、為替相場もつられて円売り・ドル買いの動きがやや優勢になった。
ただ盆休み明けで実需の需要が乏しかったこともあり、値動きは限定的だった。9~12時の円の安値は124円44銭近辺、高値は124円15近辺で、値幅は29銭程度だった。
円は対ユーロで続伸した。12時時点では1ユーロ=138円01~04銭近辺と同34銭の円高・ユーロ安水準で推移している。朝方の買い一巡後は終始もみ合いだった。
ユーロの対ドル相場は反落した。12時時点では1ユーロ=1.1094~97ドル近辺と、同0.0033ドルのユーロ安・ドル高水準で推移している。〔日経QUICKニュース(NQN)〕