太田昭宏国土交通相は25日の閣議後記者会見で、羽田空港の格納庫使用を巡る贈収賄事件で「国交省職員が逮捕されたことは極めて遺憾だ」と述べ、原因究明と再発防止策の検討を指示したと明らかにした。
格納庫賃貸会社「Wings of Life」が国有地使用料の滞納を繰り返していたが、国交省は毎年使用許可を更新していた。太田国交相は「改善すべき点があれば適切に対応したい」と審査を見直す考えを示した。
太田国交相によると、Wings社は使用許可の審査に際し、売り上げが少ないことについて「顧客の獲得に重点を置くため航空機の整備費用のみを徴取し、格納庫の使用については無料にしている」と国交省側に釈明していたという。