【リオデジャネイロ=共同】メキシコ中部モレロス州テミスコ市で、1日に就任したばかりの女性のモタ市長(33)が2日、自宅で武装集団に銃撃され死亡した。麻薬密売組織などの犯罪集団の関与が疑われている。モタ氏は就任に当たり、犯罪撲滅に力を入れる決意を強調していたという。
地元メディアなどによると、犯人グループは車で逃走したが、警察が追跡。容疑者2人を殺害し、未成年者を含む3人を拘束した。容疑者の一人は報酬50万ペソ(約350万円)を受け取ったと供述した。
メキシコでは麻薬絡みの犯罪が深刻化。麻薬組織は政治家や警察官を賄賂で取り込む一方、襲撃や脅迫なども繰り返している。