フジクラと三菱マテリアル傘下の三菱電線工業は1日、統合を検討していた産業用電線事業について合意に達したと発表した。4月に両社の産業用電線事業の製造販売機能を統合する。ビルや電子機器向けの電線、関連製品が対象。国内の需要拡大が見込めない中、合理化と強みの相乗効果で事業を強化する。
今後はフジクラグループが70%、三菱電線が30%出資するフジクラ・ダイヤケーブル(東京・中央)が産業用電線を製造販売する。フジクラは鈴鹿事業所(三重県鈴鹿市)など3カ所、三菱電線は熊谷製作所(埼玉県熊谷市)など3カ所の製造拠点を持つ。計6カ所の製造拠点をフジクラ・ダイヤケーブルに統合する。