松井秀喜氏が2日、東京都内で取材に応じ、高校、巨人の後輩である高木京介元選手らが処分を受けた野球賭博問題に関し「(周囲が)目を光らせることも大事だが、選手の意識が変わらないといけない」と自覚を促した。
松井氏は同日、BSジャパン「日経FT サタデー9」に出演。プロ野球やメジャーリーグの今季を展望する一方、球界を揺るがせた不祥事について「八百長につながる恐れのあるものはだめ。12球団の全選手がその意識を持ち、再スタートしてほしい」と要望した。
出演後取材に応じ、石川・星稜高の後輩である高木元選手と2、3週間前に会ったことを明かした。「本当は怒りたい気分だったが、これからのことを話した」といい、再起のためにもしっかり反省し、処分を受け止めるよう促したという。
今回の不祥事で松井氏が公の場で言及したのは初めて。「子どもたちがあこがれ、プロ野球選手になりたい少年がいっぱいいる。その夢の世界を壊すのは罪なこと」と強く訴えた。