您现在的位置: 贯通日本 >> 资讯 >> 社会(日语) >> 正文

ユッケ食中毒5年、癒えぬ傷 「人生の道なくなった」

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2016-4-27 18:56:42  点击:  切换到繁體中文

 

写真・図版


妻の上着を見ながら思い出を語る小西政弘さん。「自分が死んだら、棺おけに入れてもらおうと思っています」=富山県砺波市


北陸3県と神奈川県の焼き肉チェーン店「焼肉酒家(やきにくざかや)えびす」で2011年、ユッケを食べた客ら計181人が発症、当時6~70歳の5人(富山県4人、福井県1人)が死亡した集団食中毒事件は、27日で発覚から5年を迎える。遺族は、時を経ても消えないつらさを語る。


「何も変わらない。つらさに慣れただけ」。いまも責任の所在があいまいな状態に富山県砺波市の小西政弘さん(53)の声は曇る。


富山県警などの合同捜査本部は2月、「えびす」の運営会社フーズ・フォーラス(金沢市、特別清算手続き中)の元社長と肉の卸元の大和屋商店(東京都)の元役員を業務上過失致死傷容疑で書類送検した。だが過失の証明など立件へのハードルは高く、起訴するかどうか検察の結論は出ていない。2社などに賠償を求めて他の遺族らと起こした訴訟も決着していない。


食事をしたのは11年4月23日。長女(22)の誕生祝いのため、家族5人で「えびす」砺波店を訪れた。翌月、妻(当時43)と義母(当時70)を相次いで亡くした。長女と長男(18)も一時重症になり入院した。


長女は2年前に成人。長男は今春、大学進学で家を離れた。妻は子供たちの学校での様子を楽しそうに話す人だった。「子供の成長を見せてやりたかった」


大切にしているものが二つある。一つは指輪。一緒にいた証しにと、事件後、2人の指輪を一つに加工した。区切りがついたら、遺影のそばに供えるつもりだ。もう一つは妻が結婚前に着ていた上着。妻の実家を片付けていた時に見つけた。「懐かしくてね。これだけは残してある。楽しいこともつらいことも共有して一緒に老いるってすごく大事なこと。それができなくなり、人生の道がなくなったような気がする」。検察には、こうした思いに寄り添ってもらいたいと願っている。


■基準厳しく、業者知恵


ユッケをめぐる状況は、事件後、大きく変化した。


11年10月、ユッケなど生食用牛肉の加工、提供方法を定めた国の基準が厳格化された。加工業者は生食用肉を扱う専用スペースの確保や、生食用肉の加熱殺菌などが必要になった。その肉を仕入れる焼き肉店も、同様に生食用肉を扱う専用スペースが必要だ。


施設面で対応できず、ユッケ用肉の出荷をやめる業者が相次いだ。富山市内のある焼き肉店ではユッケの代わりにローストビーフの表面を削った肉を似た味付けにして出している。店長は「似たメニューで、根強いユッケ人気にも対応できた」。


一方、業界団体の全国焼肉協会(東京)によると、いま、新基準に沿って工場で加工し、パックに1食ずつ小分けした「個食ユッケ」が広がっているという。新基準に対応できる店は多くない。そこで注目されたのが厨房(ちゅうぼう)での処理が不要な個食ユッケだという。


食品加工会社「エスフーズ」(兵庫県西宮市)は現在、個食ユッケを月約10万食出荷している。真空パック入りの牛モモ肉約10キロを熱湯で加熱処理し、冷凍した後、専用レーンで細断、パックに入れる。同じ牛からとれる約400パックごとに一つを外部機関に出し、菌を検査。陽性ならすべて廃棄する。出田(いずた)純治量販部長は「ユッケは事件前よりも割高になっているが、徐々に人気は回復している」と説明する。


食中毒を起こしたときの備えをする業者も。損保ジャパン日本興亜(東京)では、中小企業向けのパッケージ型保険「商賠繁盛」に飲食業向けの商品を設けている。事件が起きた11年以降、契約数が約1700件増えたという。担当者は「食品をめぐる事件や事故で、企業の保険への関心が高まったことも要因の一つと考えられる」と話す。(竹田和博、江向彩也夏)


■「焼肉酒家えびす」集団食中毒事件をめぐる経過


2011年4月 「えびす」利用客の腸管出血性大腸菌感染疑惑が判明、「えびす」砺波店が営業停止に(27日)。その後、富山、福井両県の男児2人(いずれも当時6)が死亡。被害は石川、神奈川両県にも拡大


5月 富山県の女性2人(当時43、同70)が死亡。富山県警などの合同捜査本部が業務上過失致死容疑で「えびす」の運営会社「フーズ・フォーラス」と肉の卸元の「大和屋商店」を捜索


7月 フーズ社が解散


10月 ユッケなど生食用牛肉の加工・調理方法を定めた国の基準が厳格化される


富山県が、食中毒の発症者は北陸3県と神奈川県の計4県で計181人とする調査報告書を公表。ユッケが原因と断定


4月から入院していた富山県内の男子中学生(当時14)が死亡


12年2月 フーズ社の特別清算手続き開始


7月 国が牛生レバーの販売を禁止


8月 フーズ社と一部の被害者が、大和屋を相手とする損害賠償請求訴訟を金沢地裁に起こす


14年10月 遺族と被害者計9人がフーズ社や大和屋などを相手とする損害賠償請求訴訟を東京地裁に起こす


15年6月 国が豚の肉・内臓の生での販売を禁止


16年2月 富山県警などの合同捜査本部が、フーズ社の元社長と大和屋の元役員の計2人を業務上過失致死傷容疑で書類送検




 

新闻录入:贯通日本语    责任编辑:贯通日本语 

  • 上一篇新闻:

  • 下一篇新闻:
  •  
     
     
    网友评论:(只显示最新10条。评论内容只代表网友观点,与本站立场无关!)
     

    注册高达赢取大奖!

    09年2月《贯通日本语》杂志

    《问题餐厅》聚焦女性话题 焦俊

    日本第11届声优大奖结果揭晓 演

    东野圭吾作品《拉普拉斯的魔女

    松岛菜菜子裙装造型 “美到令人

    广告

    广告