佐賀県内で練習したU23日本代表の選手たち
リオデジャネイロ五輪に出場するサッカー23歳以下(U23)日本代表の合宿が9日、佐賀県内で始まった。11日の国際親善試合(ベアスタ)でガーナと対戦したあとフランスへ渡り、18~29日のトゥーロン国際大会に参加。手倉森監督はこれらの試合を判断材料にして、五輪で1992年以前生まれのオーバーエージ(OA)枠を使うかどうかを決めるという。
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五輪の登録選手はアジア予選よりも5人少ない18人。OA枠は3人まで。戦力アップのためのOA活用だが、欧州でプレーする日本代表級の選手の招集が困難になるなど、手倉森監督が希望する補強ができるとは限らない。連係を築く時間も限られ、OAで新しい選手を加えることで、逆にチームがうまくいかなくなるリスクもある。手倉森監督は「まずU23の選手あってのOA」という考え。6日の記者会見では、OAを使わない選択は「あり得る」と明言した。