大村工―福岡大大濠 福岡大大濠六回裏1死満塁、稲本の中前安打で三塁走者に続いて二塁から古賀も生還し、2点勝ち越し。捕手白石
高校野球の第138回九州地区大会(朝日新聞社後援)第3日は13日、長崎県営野球場などで準々決勝があり、西日本短大付と福岡大大濠の福岡勢のほか長崎日大、糸満(沖縄)が準決勝に進出した。
西日本短大付は五回の集中打で今春の選抜8強の海星(長崎)を破り26季ぶり、福岡大大濠は初出場の大村工(長崎)を下して50季ぶりの4強入り。長崎日大は32季ぶり、糸満は2季ぶりの進出となった。
14日は休養日で、15日の準決勝は西日本短大付―長崎日大、福岡大大濠―糸満の組み合わせ。
■粘投の糸満・平安 「試合で力発揮」
前日に九産大九州(福岡)を完封した糸満の平安(ひらやす)が、この日も粘り強い投球を見せた。「肩が張っていて、スライダーが切れなかった」と言うが、二回を除いて毎回走者を背負いながら要所を締めた。八回には1死一、二塁から一塁線を抜く勝ち越し打を放った。「打ち損じですが、何とかおっつけることができました」。真玉橋(まだんばし)監督も「平安は試合で力を発揮するタイプ」と褒めていた。