宮内庁東宮職の小田野展丈・東宮大夫は20日の定例会見で、皇太子家の長女愛子さま(14)が学習院女子中等科3年生の修学旅行で、広島、兵庫、岡山、香川の各県を訪れたと明らかにした。日程は11~14日。いずれの県も愛子さまにとっては初めての訪問となった。
愛子さまは広島県では広島平和記念公園を訪問。平和記念資料館や原爆死没者慰霊碑を見学し、戦争の悲惨さと平和の尊さを改めて学んだ。原爆の子の像では、同級生全員で平和を願って折った千羽鶴を捧げたという。
また、この日は5月13日付で就任した小田野東宮大夫にとって初めての定例会見だった。抱負を問われ、「皇太子同妃両殿下、愛子内親王殿下をおそばで支えることに全力を尽くして参りたいと思います」と語った。(島康彦)