退任あいさつを終え、自席に戻り一礼する舛添要一都知事=15日午後8時13分、角野貴之撮影
舛添要一氏が15日夜の東京都議会で述べた退任のあいさつは次の通り。
舛添都知事の辞職、正式に決定 東京都議会が同意
都知事選、早ければ7月31日投開票 舛添氏が辞職願
特集:舛添都知事が辞職願
私自身、都議会における最後の発言となりますので、少しお時間を頂ければと思います。
平成26年2月に都知事に就任して以来、東京を世界一の都市とするため、私なりに全力を尽くして参りました。誰もが人生の豊かさを実感できる都市にしたい、少子高齢化の流れの中で、保育施設の充実や地域包括ケアシステムの構築に取り組み、一定の成果もあったのではないかと思っております。
自然災害の脅威に対しましては、特に「東京防災」が好評を頂き、ありがたいことでございました。そして2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会成功のため、全身全霊で取り組んできたつもりでございます。
今回、私自身の問題によりまして、都民の皆様から頂きました4年間という任期の途中でこのような形となり、反省と心残りの念は尽きませんが、すべて自らの不徳のいたすところであります。