北海道警は19日、帯広署地域課巡査の大高一勢容疑者(20)=帯広市東12条南7丁目=と友田圭寿馬(かずま)容疑者(20)=同=を道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕し、発表した。2人は容疑を認めているという。
道警によると、2人は18日午後10時ごろから約5時間、友人らとバーベキューやカラオケをして、缶ビールや缶酎ハイを飲んだという。19日午前4時20分ごろ、大高容疑者が運転する乗用車に友田容疑者を乗せて寮に戻る途中、帯広市内で反対車線に停止していた乗用車に衝突したが、そのまま帰宅したという。
その後、大高容疑者の乗用車のバンパーとナンバープレートが外れていることに気づき、それぞれ乗用車を運転して現場付近に戻ったところで帯広署員に発見された。大高容疑者は呼気検査で基準値を超える1リットルあたり0・35ミリグラム、友田容疑者は同0・27ミリグラムのアルコールが検出されたという。
2人は2014年4月に道警に採用され、大高容疑者は18日は非番、友田容疑者は同日午後5時半まで勤務していたという。道警の白井弘光・監察官室長は「飲酒運転撲滅に取り組む中、警察職員による酒気帯び運転を発生させ深くおわびする。今後、捜査結果を踏まえ厳正に対処する」とコメントした。