酒気帯び運転による懲戒免職処分の取り消しが最高裁で確定した福岡市水道局の男性職員(25)について、市は21日、免職に次いで重い停職1年の懲戒処分とし、発表した。市によると、職員は「市民の皆さんに迷惑をかけた。1年間しっかり反省して復職したい」と話しているという。
酒気帯び運転で懲戒免職「違法」 福岡市の敗訴確定
職員は酒気帯び運転で罰金刑を受け、2013年11月に懲戒免職処分となったが、後に処分取り消しを求めて市を提訴。昨年12月の二審・福岡高裁判決は「職員の行為は飲酒運転の中でも比較的軽く免職処分は重すぎる」として、市の処分を取り消した一審・福岡地裁判決を支持。最高裁第一小法廷も今月8日付で市側の上告を退けた。