練習でダンクシュートを決める渡辺雄太
23日に発表されたリオデジャネイロ五輪の世界最終予選(7月4~9日・セルビア)に臨む男子バスケットボール日本代表に、全米大学体育協会(NCAA)1部のジョージ・ワシントン大でプレーしている渡辺雄太が入った。今回の代表の中では最年少の21歳で身長203センチの若武者が、1976年モントリオール大会以来40年ぶりの五輪出場を引き寄せる原動力になるか。
特集:リオオリンピック
元バスケット選手を両親にもつ香川県出身の渡辺は、尽誠学園高で2年連続で全国高校選抜大会準優勝となり、卒業後に渡米。今は2年目のシーズンを終えたところだ。今春現地でプレーを視察した代表の長谷川健志監督によると、最近は特に守備での評価が高く、相手のエースとマッチアップすることが多かったという。長身選手が多い米国とあって、攻撃面では外角からのドライブやシュートを磨いた。
長谷川監督は渡辺に「走れるビッグマン」と期待を寄せるが、本人は14~19日に代表チームで臨んだ中国・蘇州での試合で「何もいいところがなかった」と反省しきり。「相手の厳しい守備に体力を削られて点を取りきれなかった。もっと積極的にゴールを狙う」と気を引き締めた。
世界最終予選への出場権を獲得…