清宮選手が注文する「焼肉丼エッグマヨ」=東京都国分寺市
プロ野球のドラフト会議で、早稲田実高の清宮幸太郎選手との交渉権は日本ハムが獲得した。
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早実高に近いJR国分寺駅周辺。清宮選手も通う中華料理店「淡淡」の店主、川道清次さん(65)は「とにかく決まってよかった。東京ドームで試合があればぜひ応援に行きたい」と声を弾ませた。
駅北口から徒歩3分、高校の通学路にあるこの店は、斎藤佑樹投手(現・日本ハム)ら歴代の早実選手の胃袋を支えてきた。清宮選手のお目当ては、300グラムの大盛りごはんを、ニンニクとショウガの秘伝タレを加えて焼いた豚肉とマヨネーズをかけた目玉焼き二つが覆う「焼肉丼エッグマヨ」(税込み780円)。プロ志望を表明した翌日の先月23日昼も、友人2人と来店したという。川道さんが「よくプロ入りを決断したね」と声をかけると、清宮選手はにこっと笑ったという。
川道さんは子どもの頃から王貞治氏(現ソフトバンク球団会長)の大ファン。ドラフト前には「早実OBの王さんの元で、王さんの持つプロ野球記録868本塁打をぜひ抜いて欲しい」と話していた。
日本ハムの交渉権獲得について「残念ですね」と肩を落としながらも「齋藤投手もいるし、やりやすい環境だと思う。先輩になる中田翔選手を超えるホームランバッターになって欲しい。店に来たら頑張ってねと声をかけたい」と笑顔で話した。(金山隆之介)