公職選挙法違反(買収)の罪で公判中の元航空幕僚長・田母神俊雄被告(67)について、東京地検特捜部が1日、告発されていた業務上横領の容疑について不起訴処分(嫌疑不十分)にしたことが分かった。告発した会社社長が同日、明らかにした。
同容疑で告発されていた会社役員の島本順光(のぶてる)被告(69)=公選法違反の罪で公判中=も不起訴処分(嫌疑不十分)、会社員の鈴木新被告(58)=同罪で公判中=も不起訴だが起訴猶予になった。
田母神被告の資金管理団体「田母神としおの会」の2014年の収支報告書に計上された約5千万円の使途不明金は、田母神被告ら3被告が着服した疑いがあるとして、東京都知事選で陣営幹部だった会社社長が告発していた。
関係者によると、田母神被告の…