日本政府は2日、木原誠二・外務副大臣と、外務省の職員らでつくる「海外緊急展開チーム」(ERT)を現地に派遣した。被害にあった日本人の保護や安全確保を図るとともに、情報収集を急ぐ考えだ。
日本政府は同日未明、現地の大使館に緊急対策本部を立ち上げ、同日午前には、首相官邸で国家安全保障会議(NSC)を開いて対応を協議。安倍晋三首相は同日予定していた参院選の北海道遊説を中止した。
首相は同日夜、被害にあった日本人について「バングラデシュの発展のために尽力した皆さんであり、痛恨の極みだ」と記者団に語った。これに先立つ同日午後には、バングラデシュのハシナ首相と電話で会談し「貴国への連帯を表明し、国際社会と連携し、最大限支援する」などと語った。