舛添要一前都知事の辞職に伴う東京都知事選が14日に告示される。民進、共産、社民、生活の党と山本太郎となかまたちの野党4党は、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)を統一候補として擁立。野党票の分裂を避けるため、すでに立候補を表明している元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(69)に、一本化への協力を呼びかけており、宇都宮氏の動向が焦点となる。
特集:2016東京都知事選
宇都宮氏は前回2014年の都知事選で共産、社民両党の推薦を受け、次点だった。立候補を見送るかどうかについて、鳥越氏の政策の内容を踏まえて、支持者と相談して決める考え。12日には都内で鳥越氏と会談するなどしたが、「今のところ判断材料がない」と説明していた。13日中に最終判断する見通しだ。
鳥越、宇都宮両氏のほか、自民党の小池百合子氏(63)、元総務相で岩手県知事を務めた増田寛也氏(64)らも立候補を表明している。4人は13日午後に都内で日本記者クラブの共同記者会見に出席し、論戦を繰り広げる予定だ。