インタビューに応じるLINEの出沢剛社長=東京・渋谷のLINE本社、福田直之撮影
LINEの出沢剛社長は上場に先立つ12日、朝日新聞の単独インタビューに応じた。
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――上場に向けて投資家の反応は?
「海外の投資家からの反応がいいです。メッセンジャー(対話アプリ)の会社はマネタイズ(課金)がうまくできていないところが多いのですが、当社はメッセージを軸にポータル化ができていて、しかも広告などマネタイズもできている。そこをご評価いただいています」
――メッセージを中心にして様々な派生するサービスを手がける「スマートポータル」という構想は、まるで検索を握ったヤフーがネットの様々なサービスに手を広げたのと似ていますね。
「パソコン時代のヤフーに似ています。スマホはチャットが一番使われ、そこにゲームや音楽、ニュースなどコンテンツを加え、さらにバイト探しや決済に広げています。それでどんどんネットワークが強固になり、日本と台湾、タイではナンバーワン。インドネシアでもそれを狙える位置につけています」