南仏ニースのトラック突入テロ事件で、仏検察は21日の記者会見で、チュニジア人のモアメド・ラウエジュ・ブレル容疑者(31)が1年以上前からイスラム過激派に関心を持ち、「数カ月前から共犯者と準備を進めてきた計画的なテロ」との見方を示した。
共犯者とされたのはすでに身柄を拘束しているチュニジア、フランス、アルバニア系の20~40代の男女5人。検察によると、パソコンの検索履歴などの分析から、ブレル容疑者は昨年5月にはイスラム過激派に関心を持ち、その後国際テロ組織「アルカイダ」や過激派組織「イスラム国」(IS)などについて調べていたことが判明したという。
5人は犯行に使われたピストルを調達したり、ブレル容疑者と一緒に犯行現場の下見を行ったりするなどしていた。いずれも情報機関の監視対象ではなかったという。うち1人の関係先からは自動小銃と実弾が見つかった。
また、ブレル容疑者は昨年から…