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電動自転車の免許証、認知症の父へ手作り 家族の体験談

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2016-7-25 15:32:15  点击:  切换到繁體中文

 

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運転している家族に認知症が疑われる場合


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昨日から始まったフォーラム面の「認知症と運転」。みなさんから届く意見に、本人と家族の悩みが深刻であることに改めて気づかされます。対応にこれこそ、という正解はありません。今回、少しでもみなさんとの議論の参考になればと、認知症について取り上げた過去の記事に体験を寄せてくれた読者に再取材し、専門家の意見を聞きました。


アンケート「認知症と運転」


■早期受診で症状知って 国立長寿医療研究センター研究部長・荒井由美子医師


危険回避と支援のために、まず早期受診、診断が重要になります。治療によって進行を遅らせることができる場合があり、運転についても余裕をもって対策を考えることができるからです。


一口に認知症と言っても、様々な原因疾患があります。疾患ごとの症状や特徴について、よく説明を聞くことが大事です。例えばアルツハイマー病では運転中に行き先を忘れたり、駐車や幅寄せが下手になったりします。前頭側頭型認知症では、交通ルールや信号の無視など、危険な運転に結びつく場合があります。


運転の意味や目的は人それぞれです。単なる移動手段ではなく、「楽しみ」「生きがい」「自立を示すもの」ととらえる人も少なくありません。特に高齢者にそうした傾向が強いことが、研究でわかっています。本人の気持ちを理解することから必要な支援が見えてきます。


すぐに運転中止が難しい場合は、必ず運転を代行できる人が助手席に同乗し、運転行動をチェックするようにしてください。


車を手放すため自転車や電動カートなどを活用する方もおられます。ただ交通事故の危険性は残るので、早めに公共交通機関などによる外出に切り替えていくのが望ましいと思います。


強い拒絶など対応が困難な場合には、家族だけで抱え込まず、免許センターなどにある運転適性相談窓口、医師やケアマネジャーなどに相談してください。理解者が1人いるだけで、家族の負担感はかなり軽減されます。(聞き手・清川卓史)


■家族の責任、個別に判断 東大准教授(民法)・米村滋人医師


認知症の人が車を運転して事故を起こしたとき、家族は責任を問われるのでしょうか。これまで裁判で争われた例はほとんどありませんが、法律的には「ケースによる。責任を問われる場合もあるし、問われない場合もある」という答えになります。


認知症の人を介護する家族の責任については、今年3月の最高裁判決に大きな注目が集まりました。認知症の男性がJR東海の列車にはねられて亡くなった事故で、JR東海は振り替え輸送費などの損害賠償を男性の家族に求めましたが、最高裁はこの家族について「男性を監督する義務はなかった」と判断しました。


判決の中で、監督責任を負う立場にあるかどうかは、親族関係の濃淡や同居の有無、介護に当たる人の健康状態、本人の心身の状況や問題行動の有無と内容、介護の実態などを総合的に考慮して判断すべきだという考え方が示されています。


そうすると、車を運転した場合も、認知症の本人に、その家族がどう関わっていたかなどをもとに、ひとつひとつの事案ごとに判断されることになります。


ただ、判決には「こうしたら責任は問われない」という具体的な基準はなく、むしろ、手厚く介護をする家族ほど重い責任を負うようにも読める部分があります。被害者への配慮も必要なので完全に免責するのは行き過ぎですが、家族が責任を恐れて在宅介護をあきらめる事態を招かないように、「介護に関わるほど重い責任」とはならない運用を期待したいと思います。(聞き手・友野賀世)


■体験談を聞いてみると


運転を仕事にしていた父。プライドが高く、免許更新時の認知機能検査を受けることを嫌がって免許を返納し、電動アシスト自転車に切り替えました。でも、認知症になって返納したこと自体を忘れてしまい、毎日「仕事に行く」と免許証を探し回るのです。そこで、私が車の免許証に似せた「電動アシスト自転車免許証」をパソコンで作りました。写真付きで名前や住所、電話番号を免許証サイズの紙に書いてラミネート加工し、首からぶら下げられるようにしたものです。「これで四輪も乗れるのか?」と父が尋ねる度に、「これは白いバイク(電動アシスト自転車のこと)だけ」と言うと、父は「そうか」。この免許証と眼鏡をいつも持って出かけるので、万一、迷った時の身元証明にもなりました。(和歌山県 パート女性 66歳)



3年前に亡くなった父が認知症でした。あちこち車をぶつけたり、ドライブ中に道に迷って十数時間も自宅に戻ってこられなかったり。そんな失敗をしても父は誰の説得も受け入れず、運転をやめませんでした。最終的には母が「説得は難しい」と覚悟を決め、キーを隠しました。「お父さんがなくした」と押し通すことにしました。半年ほどは父に「お前が隠しているんだろう」と責められ、母はつらかったと思います。でも誰かが悪者にならないといけないと割り切りました。幸か不幸か、認知症は進行するので、そのうち何も言われなくなりました。結果的には家族の溝もそれほど深くはなりませんでした。「お母さんがんばったね」と母に声をかけました。(横浜市 橋本裕子さん 53歳)



富山県の実家にいた父(7年前に他界)の場合、車を手放すまで数年かかりました。当初は「危ない」と説得しても、「絶対に大丈夫だ」と言い、よくケンカになりました。あるとき、レンタルできる電動カートを勧めたところ、喜んで試運転し、すぐに気に入りました。近距離は電動カート、遠距離はタクシーを使うことで、免許返納を決意してくれました。いきなり外出の足を奪われるのは不便で不安ですが、ワンステップあったのが大きかったようです。その後体力の衰えもあり、電動カートも運転しなくなりました。妹と2人で「何十年も無事故で、このまま終われたらすごいことだよ」と父をほめたことも、怒るより効果がありました。(神奈川県藤沢市 二杉明美さん 69歳)



車で35年間通勤し、定年後も運転を続けていました。あるとき交差点で信号が青に変わり再スタートをするとき、右足がブレーキペダルにあるのか、アクセルペダルにあるのか、一瞬迷いました。とっさのときに危険になると思い、66歳で運転をやめました。手で持てないような大きな買い物があるときは休日に息子を呼び、車に同乗させてもらいます。平日は必要ならタクシーを使いますが、年1、2回です。車の年間経費が年金の1カ月分ぐらいかかっていましたので、経済的にはかなり負担減になっています。高齢者には、車を手放した後の移動手段が必要です。免許を返納した人に対する電車やバス・タクシーなどの割引サービスを拡充してほしいと思います。(神奈川県 男性 70代)


■家族の会、「覚悟と忍耐」後押し


「認知症と分かったら、家族として運転はやめさせる」が、認知症の人と家族の会(本部・京都市)の立場です。本人も、他の人にとっても危なく、事故が起こってからでは遅いことなどを理由としています。


1人に運転をやめてもらうことは、通院や買い物など、家族全体の生活に関わる場合もあります。「家族の覚悟が必要です。不自由さを引き受ける覚悟や、周りに事情を打ち明けて協力をお願いする覚悟。そうした覚悟を家族が持つように、後押ししています」と荒牧敦子・京都府支部代表は話します。


荒牧さん自身、認知症の父親の運転をやめさせました。30年ほど前のことです。鍵を隠したり、バッテリーを外したりしてもうまくいかず、車の整備工場の人に頼んで「この車は古くなって、乗り続けるのは難しいです。とりあえずしばらく預かりますね」と父親に告げてもらい、車に乗れないようにしたそうです。父親が車の話を持ち出してきたときには、「ちょっとコーヒー飲もう」と好きなコーヒーで気をそらすようにしました。また、車のない両親の生活を支えるため、月の3分の1は実家に戻ることになったといいます。


徳廣三木子・京都府支部副代表は「運転をやめてもらう方法は、100人いれば100通り」といいます。家族の事情や本人の性格によって、やり方は様々。「孫に車をあげたら?」と言ったら喜んで譲った例、家族が使う車を近所の家に置かせてもらって本人の目に入らないようにした例。高齢者施設にしばらく泊まって車のない生活に慣れてもらった例。車庫入れでカベにぶつけて、その音で隣近所が飛び出す騒ぎになったことから本人がやめる気になった例。本人が運転に強くこだわったり、荒れたりしても、「他のことに関心を向けさせながら、家族は運転させずに耐えるしかない。そのうち本人が運転のことを言わなくなる時が来ます。耐える期間を経験した家族は多いです」と徳廣さんは話します。


家族の会の電話相談はフリーダイヤル0120・294・456(土・日・祝日を除く毎日、午前10時~午後3時)。





 

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