福岡大会 福岡工大城東―九州国際大付 四回裏九州国際大付2死一塁、中山の二塁打で一塁走者鳥井が生還し、4点目。捕手山口=北九州市民、伊藤友博撮影
(30日、福岡大会 九州国際大付4―3福岡工大城東)
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九州国際大付が43回大会(1961年)の戸畑以来となる3連覇を遂げた。後半、流れが相手に傾いた展開で何とか逃げ切ったエース藤本は言う。「3連覇のプレッシャーだらけだった」
昨秋、今春は九州大会にも進めなかった。「自分のせい。SNSに『今年の九国は甲子園は無理』などと書き込まれたのが気になって。見返したかった」。準々決勝で右すねに打球を受けるアクシデントも乗り越えてつかんだ栄冠だった。
プロ野球西武などでプレーした楠城監督の方針は明確だ。「調子がいい選手、チームに必要な選手を起用する。競争意識ほど選手を努力させるものはない」。藤本も、捕手で主将の永岡とともに昨秋、レギュラーチームからはずされた。
甲子園での目標を聞かれると藤本は「気迫の投球で優勝を目指します」。昨夏の8強を飛び越す意気込みだ。(堀川貴弘)