安全基準に適合していることを示す「PSCマーク」
違法なレーザーポインターを販売したとして7府県警が10業者を摘発した事件で、大阪府警が、消費生活用製品安全法違反(特定製品無表示販売)容疑で逮捕した大阪市の業者の男(31)ら2人(その後釈放)を、不正競争防止法違反(品質を誤認させる行為)の疑いで近く書類送検することが、捜査関係者への取材でわかった。安全性を示す「PSCマーク」を貼り合法を装ったとみられる。
航空機へのレーザーポインター照射 ネット売買が温床か
違法レーザーポインターを販売容疑、10業者を一斉摘発
捜査関係者によると、2人は今年、国の安全基準を超える出力のレーザーポインターをネットオークションに出品する際、自らPSCマークを貼った商品写真を使った疑いなどがある。2人は互いを知らず、別々に出品していたという。
男は「ネットオークションに出すにはPSCマークがないと売れないと思った」と供述。府警は、自ら製作したシール数枚も押収した。経済産業省によるとPSCマークは、消費生活用製品安全法に基づき第三者機関の検査で安全基準を満たせば、一定の形式で業者側が自由に印刷できるが、府警は、男が出品したのは検査を経ていない違法商品だったとみている。
大阪・京都府警などは今月、男…