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認知症と運転 卒業は納得して決めたい 当事者の思い

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2016-7-31 9:42:37  点击:  切换到繁體中文

 

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朝日新聞デジタルのアンケート


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認知症の疑いのある人の運転について心配し、悩む、身内の声を中心に前回は紹介しました。では、認知症への不安を抱える当事者はどのように考えるのでしょうか。運転は生活に欠かせない場合もありますし、生きがいになっていることもあります。運転をどうするか、判断しなければならない側の見方を紹介します。


アンケート「認知症と運転2」


軽度認知障害(MCI)だという3人に、運転への思いと、やめ時をどう考えるのか聞きました。MCIは認知症ではないので道路交通法で運転免許の取り消し対象ではなく、約400万人いると推計されています。診断後5年以内に約半数が認知症に進むとの報告もあり、認知症予備軍とも言われます。


週刊朝日にMCIの体験を連載、「認知症がとまった!? ボケてたまるか実体験ルポ」を出版した山本朋史記者(64)は、大学時代に免許を取り、2014年にMCIと診断されてからは運転はやめました。しかし、認知症と疑われる人に家族など周囲が一方的に「運転はだめ」と言ったり、キーを取り上げたりする対応には疑問を感じます。


「認知症になれば運転してはいけないのは当然ですが、その前の段階で車を取り上げられ運転できなくなれば、喪失感が症状を悪化させることにもつながりかねません。本人の意思が全否定されると自尊心が深く傷つきます。本人が納得しなければトラブルになり、かえって逆効果です」。どうすれば運転が続けられるか「自己規制」のルールを一緒に考えてほしいと言います。例えば体調が悪い時、視界が悪い時や、知らない道は運転をしない、などです。


東京都の弁理士(84)の運転歴は60年以上。40代から憧れのベンツに乗り、今は国産車に代えスポーツジムへ、妻とドライブへ。「運転は生活の一部。郊外で流れる景色を遠目に感じ運転するのが何より楽しい」と笑顔で話します。


心がけているのは「スピードはほどほどに」。事故で絶対に他人を悲しませてはいけない。運転のやめ時については「周囲から『やめろ』と言われるのはみじめですし、嫌々やめると後悔する。納得して自分の意思で判断したい」と言います。


走行距離が月に約800キロという茨城県の無職男性(74)は18歳で免許をとり、初めて軽乗用車を購入したのは30代。「家族をあちこちに連れて行き喜ばせたかった。車を持つことは社会的なステータスという面もありました」と話します。


8代目の今の車は、バスが1時間に2~3本という環境での「生活の足」。北海道などにドライブすることもあるそうですが、最近は幅寄せに不安があり、高速道路を走るのが怖いとも。「運転は続けたいけれど、次の免許更新の時に見極めたい」と考えています。


■「定年・延長」制も選択肢 NPO法人高齢者安全運転支援研究会理事長・岩越和紀さん


私たちは、認知機能の低下と運転能力を評価する「運転時認知障害判定システム」づくりを昨年から始めました。認知症の予備軍とされる軽度認知障害の人を対象に運転調査をし、特徴を分析。運転時の認知能力や身体能力を高齢者自身がチェックして安全運転を少しでも長く続けてもらうと同時に、認知症の早期受診と予防につなげるのが狙いです。不適切だとわかれば、運転をやめるきっかけにもなるでしょう。


車の魅力はスピード感、ふだんの生活から切り離された非日常性、自分でコントロールする快感です。車は高齢者の生きる意欲を保つ原動力にもなっています。電車やバスなどの交通インフラが整っていない地方では生活に不可欠という側面もあります。認知症の不安があるというだけで高齢運転者を排除すべきではありません。


私の子ども時代、車はあこがれの存在でした。それが、高度成長とともに手の届く存在に。「いつかはクラウンに」という広告があったように、団塊世代やそれ以上の世代の特に車好きにとって、車は社会的ステータスの象徴であり具体的な成功譚(たん)、自尊心を保つものです。


仕事の定年は覚悟ができます。でも、運転免許は基本的にはずっと持ち続けられるので、周囲から運転をやめろと言われると人生の定年を告げられたようで、とてもつらく喪失感が大きい。こうした状況をつくらないためには、合理的で公平感のある制度が必要かもしれません。例えば、70歳で再度免許試験に近いものを受け、運転の適否を知る、いわば「免許の定年・延長制度」です。


認知機能と運転能力の関係はまだはっきりしたことがわかっていません。どうすれば安全に運転を続けられるかという視点に立った施策や環境整備が必要だと思います。(聞き手・森本美紀)


■アンケートに寄せられた意見は


朝日新聞デジタルのアンケートには、運転の「卒業」が気になる世代からの意見が寄せられました。以下、抜粋です。


●「運転中に一瞬ハッとするような事象が年を重ねるごとに多くなってきているが、モータリゼーションとともに生きてきた世代なので車からの卒業は非常に難しい。過去に人身事故の経験や知人が重度障がい者になったのを目の当たりにしているので、自分および家族が他人を不幸にすることを考えるとジレンマに陥ることもある。悩む」(千葉県・60代男性)


●「息子を駅に送っていく際、蛇行、信号無視、制限速度オーバーが重なりました。現在82歳です。外出した際にも一瞬今自分がどこにいるか分からなくなる時がありました。高齢者講習でも問題なく免許証が発行されました。運転をやめたのは4月からです。事故を起こしてからでは遅いです」(埼玉県・80代男性)


●「70歳になり、運転免許の書き換えをするかどうか迷った。緊急時に運転免許がないと困るので運転免許の更新はしました。車は持たないことにした。どうしても車が必要な時は、タクシーを使うか仲間に乗せてもらうので、何とかなっています。タクシーの相乗りやバスがもう少し便利になれば(本数少なくバス乗り場が遠い)と思いつつ……」(東京都・70代男性)


●「単に、認知症の疑いだけで運転を止めるのは納得出来ない。更なる検査等を経て決定すべきだ。その間は、必要最小限の運転で良い」(福岡県・70代男性)


●「私もレビー小体病ですが1度も事故を起こしたことがありません。まだ大丈夫の判断は自分でわかります」(茨城県・60代女性)


●「認知症が進んだ状態で自分で運転継続の可否を客観的に判断できるか疑問に思う。症状が初期段階であるうちに自分で判断したい。前期高齢者であるが、70過ぎると体力ほか認知力が下がってきている感じはする。次回の免許更新時のメディカルチェックでよく考えたい」(京都府・70代男性)


●「認知症の疑いが出た場合、安全に運転ができるかどうか、色々な状況での判断能力や運転技術をみる試験をするような制度を作ったらいいと思う。疑いだけで、すぐに運転をやめるように言われても納得できない人が多いと思うが、試験の結果、安全に運転できないと判断されたら免許証を返納しなければならない制度があればいいと思う」(海外・50代女性)


●「1人で運転しない等の問いが必要。自分の判断と他人の判断とを比較させたりして本人に納得させるべきでいきなり運転をやめろというのは良くないと思う。認知症が進んでしまったなら自分の気づきが遅くなることは当然あるはずでその場合は家族知人が積極的に進言すべきでよけいなおせっかいではないと思える。この場合も助言出来る人のいない独居老人が一番問題が多い」(東京都・70代男性)


●「特に現状では異常は無いが、体調的にバランス感覚が落ちて来たことを自覚するのでこのところ、運転をやめている。免許証も返上を考えている」(兵庫県・80代男性)


●「他人に迷惑をかけてはいけないので、すぐに運転はやめたいと思うが、その時に自分がその判断さえも出来なかったり、やめてるつもりでも無意識に車に乗ったりしたら怖いと思う。そういう方が絶対に車の運転が出来なくなるようなメーカー側の技術を期待します」(静岡県・50代男性)





 

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