アルゼンチンのスサナ・マルコーラ外相=7月14日、東京都渋谷区の国連大学、矢木隆晴撮影
国連の次期事務総長に立候補しているアルゼンチンのスサナ・マルコーラ外相(61)が7月来日し、国連大学(東京都渋谷区)で朝日新聞の取材に応じた。日本が常任理事国入りを目指している安全保障理事会の改革について「単に数の問題だけでなく、カテゴリー分けや拒否権の是非、任期など、様々な面からの改革が必要だ」と語った。
今回の事務総長選挙では、女性の初就任が期待されている。マルコーラ氏は2012~15年、国連本部の官房長として潘基文(パンギムン)事務総長を支えた。
マルコーラ氏は、国連の役割について「世界はテロや気候変動、排外主義など、国境を越える問題に直面している。今までにも増して必要とされている」と述べた。事務総長として必須の資質として「勇気を持って組織をリードするビジョンと、議論に耳を傾ける謙虚さ」を挙げた。
安保理改革については「194…