覚醒剤取締法違反(所持・使用)などの罪に問われ、31日に東京地裁で初公判があった元俳優の高知東生(たかちのぼる、本名・大崎丈二)被告(51)と知人の飲食店従業員五十川敦子被告(34)。2人はともに黒いスーツに身を包み、終始落ち着いた様子で公判に臨んだ。
高知東生被告に懲役2年求刑 覚醒剤使用認める 初公判
検察側が読み上げた高知被告の調書などによると、高知被告は10代の頃に東京・原宿付近で外国人に勧められて初めて大麻を使用。20代の頃にはディスコで覚醒剤を入手し、10回ほど使用した。その後は「バブルがはじけてディスコに行かなくなった」。いったん薬物の使用をやめたが、2006年ごろに知人の誕生日会で五十川被告と知り合い、遅くとも10年ごろから一緒に覚醒剤を使用するようになったという。
2人で使用する覚醒剤などは、当初は高知被告が知人から入手していたが、14年ごろからは五十川被告が密売人から購入し、あとから高知被告が代金を支払っていたという。高知被告は、大麻も使用していた。
高知被告は、薬物使用の理由に…