ベネチア国際映画祭の会場を訪れた安藤サクラさん=イタリア・リド島
俳優の安藤サクラさんが主演するショートフィルム「SEED」が1日、ベネチア国際映画祭の関連部門「ベニスデイズ」で上映されました。世界の女性監督が手がけるプロジェクト「Woman’s Tales(女性たちの物語)」の第11弾で、今作は河瀬直美さんが監督を務めました。憧れのベネチア映画祭を主演俳優として訪れた安藤さんは「歴史ある映画祭での上映に立ち会えて幸せです」と喜びを語りました。
実は安藤さん、ベネチア映画祭に来るのは3回目。2歳の時に父の奥田瑛二さんが主演した「千利休・本覚坊遺文」で、15歳の時には奥田さんが監督を務めた「少女」で、いずれも同伴者として来たとのこと。「世界の映画界の一流の方々とのコミュニケーションを通じてものすごい刺激を受けた、憧れの場所。やっと自分の出た作品でくることができました」。
「Woman’s Tales」は、2011年にイタリアのブランド「ミュウミュウ」が始めたプロジェクトで、世界の女性監督たちに鋭い視点で21世紀の女性らしさをたたえる作品を制作してもらうという企画です。「SEED」は約9分の作品。安藤さん演じる若い女性が自然あふれる奈良から、混沌(こんとん)とした東京へと旅するなかで、色々な出会いが描かれます。
安藤さんが河瀬監督から絵コン…
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