男子走り幅跳び(切断など)に出場した山本篤=井手さゆり撮影
「トップを超えられなかったのが悔しい」。17日の陸上男子走り幅跳び(切断など)で、山本篤(34)は悲願の金メダルに8センチ届かなかった。だが、6メートル62で2位。4回目の跳躍で自己記録に並び、今大会2個目のメダルを手にした。
出場選手の中で、大会前から6メートル台を跳んでいたジャンパーは山本とワグナー(デンマーク)、ポポフ(ドイツ)の3人だけ。山本が5月の国内大会で従来の世界記録を3センチ上回る6メートル56をマークすると、6月にワグナーが6メートル70を跳んだ。さらに8月にはポポフが6メートル77で世界記録を塗り替えた。山本も6メートル62まで記録を伸ばした。
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山本篤特集 常識を超える力
この3人によるリオ本番での「メダルの色争い」は、ポポフが制した。
山本は高校2年の時、交通事故…