拳銃や散弾銃、実弾が隠されていた民家。周辺にはマンションや住宅が点在する=兵庫県姫路市岡田
拳銃5丁と散弾銃1丁、多数の実弾を民家に隠していたとして、兵庫県警は銃刀法違反(加重所持)容疑などで、指定暴力団山口組の直系組織「竹中組」(同県姫路市)組長の安東美樹容疑者(61)と組員4人の逮捕状を取った。29日午前、うち安東容疑者ら3人を逮捕し、竹中組などを家宅捜索した。捜査関係者への取材でわかった。
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県警によると、昨年8月に山口組が分裂した後、総本部があった兵庫県内で直系組織のうち大半の6団体が神戸山口組側に移った。竹中組は山口組側に残った2団体のうちの一つ。県警は、竹中組がこの民家を「武器庫」として管理し、対立抗争に備えていた可能性があるとみている。
捜査関係者によると、5人は共謀して今年7月、姫路市岡田にある2階建て民家の天井裏に、拳銃5丁と散弾銃1丁、実弾数十発を保管していた疑いがある。
県警が同月、家宅捜索で発見。…