ボブスレーのジャマイカ代表に提供するため、慎重にコンテナに運び込まれる「下町スペシャル」=東京都大田区
ボブスレーのジャマイカ代表チームとともに2018年冬の韓国・平昌(ピョンチャン)五輪を目指すため、東京都大田区の町工場が協力して作った「下町ボブスレー」の新型機が完成した。製作したプロジェクト推進委員会は、代表チームの遠征先のカナダ・ウィスラーに向け、新型機を出荷した。
映画「クール・ランニング」のモデルになったジャマイカ代表と同委員会は、2人乗りの新型そり3台を無償提供する契約を今年夏に結んでいる。今回出荷したそりは1台目で「下町スペシャル」と名付けた。
ジャマイカの国旗をイメージして黒、緑、黄色にデザインされ、炭素繊維強化樹脂製で全長が約3メートル。空気抵抗を減らすことを重視し、かつ重心を低くすることで安定性を高めている。
委員会のメンバーが立ち会い、…