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映画甲子園、感動と挫折味わった 森岡龍さんの高校時代

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2016-11-3 12:12:33  点击:  切换到繁體中文

 

写真・図版


俳優の森岡龍さん


2006年の第1回映画甲子園で撮影賞・編集賞を受賞し、大学時代にぴあフィルムフェスティバルで2度の入選とエンタテインメント賞を受賞。9月に劇場公開された「エミアビのはじまりとはじまり」では主人公を演じるなど、現在は俳優として映画やドラマで活躍する森岡龍さん(28)に高校時代の映画づくりの思い出や、作品にかける気持ちを聞いた。



中学3年からずっと映画のことばかり考えていました。高校、大学時代は毎年数百本の映画をみて、ノートに書き出して自分の年間ベストを選んだり。200本の年は「あんまり見られなかったなあ」。400本なら「結構見たなあ」という感覚でした。


原点は、中学2年のときにみた「GO」(行定勲監督)。金城一紀さん原作で、窪塚洋介さん主演の青春映画。映画館を出た僕は走り出していました。「なんかやりてえー」と。自分が変わっていく感覚。熱くなるものがありました。


映画は世界を変えられるんだ、と。漫画のスラムダンクの影響を受けて、バスケットをしていましたが、「GO」をみてバスケをやめました。


制作に挑んだのは、中学3年の夏休み。ウンチがしたいのにトイレがなくて困って、トイレをさがすコント映画でタイトルは「エマージェンシーレベル5」。もちろんお蔵入りです。


高校に映画部はありませんでした。3、4人の仲間を集めて、映画づくりを続けました。文化祭では、受験勉強で忙しいから「たこ焼き屋」の屋台を出せばいいという、さめたクラスメートを前に熱弁をふるって、「今しか撮れないものがある。みんなの思い出になるから」と力説した記憶があります。おしっこをしていたら後ろのトイレから人がでてくるとか、そんなくだらないコント映画ではありましたが。


高校時代に出会ったのは北野武監督「キッズ・リターン」。世界は変えられないんだ、という衝撃を受けました。岩井俊二監督の「リリイ・シュシュのすべて」もそうですが、監督の世界観がある映画に魅了され、「自分の映画を発見したい」という衝動を覚えています。


映画甲子園で受賞した作品は4…




 

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